Blog

ご挨拶(当店のご紹介)

ご挨拶(当店のご紹介)

はじめまして!

千葉県八千代市にてコーヒー豆の自家焙煎店を行っている珈琲工房K&Yです。

  • 当店について

1993年に創業し、今年の6月で32年となります。現在は創業者である母を継いだ私が二代目としてお客様へ美味しいコーヒー豆をご提供しております。

地域密着型のお店として早30年以上が過ぎた今もなお、10年20年30年の常連の方々に支えられて頑張っております。

  • 当店の魅力

お客様の好みに合わせ、ご注文ごとにコーヒー豆を焙煎することでいつも新鮮な豆をご提供しています。新鮮な豆だからこそ本当のコーヒーの美味しさを堪能でき、他では味わえない感動があります。

  • お客様の「イチバンの味」を!

24種と様々な種類の豆を取り揃えております。それに焙煎度合いを6パターンからお選びいただけますので、掛け合わせると何と「144種類の味」にもなります!

この中からご自身のイチバンと思えるコーヒーを探してみるのはいかがですか?

  • コーヒー豆知識(コーヒー発祥伝説)

ご挨拶の締めとしてコーヒーに関するネタを一つ。

コーヒー発祥については多くの伝説と逸話など様々諸説ありますが、そのなかでもよく取りざたされているエチオピア起源説のお話です。

最も有名な逸話は、9世紀頃のエチオピア・カファ地方に住んでいたヤギ飼い「カルディ」によるものです。彼は、ヤギたちがある赤い実を食べた後に元気に跳ね回る姿を見て、その実に不思議な力があることに気づきました。カルディ自身もその実を試してみたところ、眠気が覚めて活力が湧くのを感じました。この赤い実こそがコーヒーノキの実、つまり今日のコーヒー豆の原型だったのです。

カルディはこの発見を修道院に伝えました。修道士たちは夜の祈りの際に眠気を防ぐため、この実を煎じて飲むようになり、コーヒーの使用が宗教的な文脈で広まっていきました。やがてコーヒーはエチオピアからアラビア半島へと伝わり、15世紀にはイエメンの修道院で栽培と焙煎が始まりました。アラビアでは「カフワ(قهوة)」と呼ばれ、神秘的で精神を覚醒させる飲み物として広く普及していきます。

16世紀には、オスマン帝国を通じて中東、北アフリカ、さらにはヨーロッパへと伝播します。最初は宗教的、または医療的な目的で使用されていたコーヒーも、次第に社交の場で飲まれるようになり、「カフェ」という新しい文化を生み出しました。特に17世紀のヨーロッパでは、コーヒーハウスが「ペニー・ユニバーシティ」と呼ばれ、知識人や商人たちが集まる情報交換の場となりました。

18世紀になると、コーヒーは植民地支配の影響を受けながら世界中に広まっていきます。オランダ人はインドネシアに、フランス人はカリブ海諸島に、ポルトガル人はブラジルにコーヒーの木を持ち込み、大規模なプランテーションを形成しました。これにより、アフリカ・アラビア原産のコーヒーは、熱帯地域を中心に世界中で栽培されるようになります。

今日、コーヒーは世界で最も消費される飲料のひとつであり、発祥の地エチオピアの名は今なお高品質なコーヒー豆の産地として知られています。その長い歴史と多文化的な広がりは、ただの嗜好品ではなく、人類の交流や文明の発展にも深く関わってきたことを物語っています。

・大型チェーン店の「カルディコーヒーファーム」さんはこの「カルディさん」から取っているんですよ!

・当店でも販売している「モカマタリ」は前述のコーヒー栽培が始まったイエメン産であり、コーヒーの原点とも言われる豆(酸味系)です。ご興味ある方はご購入してみてはいかがでしょうか。

今後も定期的にコーヒーに関する情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。    店主

SHARE
シェアする

ブログ一覧